老人ホームの看護師 求人はどの業態が多い？

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老人ホームの看護師 求人はどの業態が多い？

老人ホームの看護師の求人はどの業態が多いのでしょうか？近年老人ホームが増える中で、業態も多くなってきています。そして、看護師の求人が多い施設とそうでない施設があります。求人の多い老人ホームをピックアップします。

老人ホームの看護師 求人の多い業態１⇒介護老人保健施設

老人ホームの看護師の求人で最も多いのが、介護老人保健施設、いわゆる老健です。

なぜ介護老人保健施設の看護師求人が多いかというと、最も看護師の人数が多いためです。

その理由を簡単に述べると、老健は医療保険適応分野、つまり病院と一緒ということになります。なので、施設管理者も医師になっています。

また、老人ホームの多くは看護師の夜勤はありませんが、介護老人保健施設は夜勤があります。

ややこしいですが、老健は老人ホームと病院の中間施設といった認識をしておくと良いでしょう。

実際に老健は、病院併設型や病院のワンフロアが老健になっていることもあります。

こういったことから、病院と一体になっていて、安定すると老健に移動し、体調を崩すと病院に、というやり取りを行っているところも多いです。

高齢社会が進む中で、長期入院が必要な方が増えています。しかし、急性期病院では平均在院日数の縛りがあるため、一定期間で退院させる必要があります。

そこで、老健との連携となるのです。

看護師の仕事で見ると、老人ホームの中では最も病院に近く、簡単な医療行為も存在します。

病院で勤務していたのが、いきなり老人ホームで勤務をすると馴染めないというケースが多いですが、老健であれば比較的馴染みやすい環境と言えるでしょう。

そして、仕事の面だけでなく、夜勤もあるため給料も大幅に下がることは少ないです。

病院よりももっとゆったりとした環境で仕事がしたい、という理由で老人ホームを希望する看護師に人気が高いです。

老人ホームの看護師 求人の多い業態２⇒有料老人ホーム

老人ホームの看護師の求人が多い業態、２つ目は有料老人ホームです、有料老人ホームは１０年くらい前から一気に増えた業態です。

理由としては高齢社会の深刻化、ということが挙げられますが、そこにもう1つ付け加えるとすれば、団塊の世代の定年退職に合わせて一気に加速しました。

つまり、高齢者向けビジネスの1つとして、大手企業などが中心にどんどん参入しているのです。

有料老人ホームの看護師は、入居者に対する健康管理業務を担っています。介護保険分野ですので、医療行為は基本的にありません。

医療行為が必要な方は、週に何回かの往診などで対応しています。

有料老人ホームの看護師は、日勤のみの勤務が多く、夜間は電話対応となっています。入居者の方の体調が悪くなった時に、介護スタッフから電話がかかってくるという形です。

ただ、ほとんどのところで救急搬送が必要かどうかの判断のみです。緊急出勤はほとんどのところでないですね。

一般企業が経営母体となっていることが多く、給料もまちまちです。どういった経営母体になっているのかもしっかりと見極めることが大切です。

老人ホームの看護師 求人の多い業態３⇒特別養護老人ホーム

老人ホームの看護師で求人が多い業態3つ目が、特別養護老人ホームです。特養と言われていますね。

一昔前までは、有料老人ホームよりもスタンダードな施設だったのですが、最近は少し影が薄くなってきた感じがあります。

ただ、入居待ちは数年先まで埋まっているところが多い、今でも人気の高い老人ホームです。

勤務形態は有料老人ホームとほとんど一緒です。日勤と夜間は電話待機ですね。日勤の場合に早出や遅出の勤務があり、これに対応するのが少し大変です。

早出は7:30くらいからが多く、遅出は19:00までが多いです。日勤のみで仕事がしたい方はママさんナースが多いため、少し朝は早いですし、夜は遅いです。この点が難しいですね。

このように老人ホームで求人を探すといっても、いろいろな業態の中から、自分に合った求人を探す必要があります。

老人ホームの求人も最近多くなっているため、初めて希望する場合は特に分かりにくいでしょう。

看護師転職支援サイトを活用すると、自分の希望に一致した老人ホームの求人を教えてくれるかもしれません。

迷ったら問い合わせてみると良いでしょう。