老人ホームの看護師 医療行為はほとんどなし

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老人ホームの看護師 医療行為はほとんどなし

老人ホームの看護師は医療行為はほとんどありません。これは介護保険の分野になるという理由があります。介護保険が適応される分野では、介護のサービスしか受けることができないのです。では看護師はどういった仕事をするのでしょうか？

老人ホームの看護師 医療行為がないから希望する？

老人ホームの看護師は医療行為を行うことができません。通常看護師は認められている医療行為に関しては、医師の指示のもとで行うことができます。

しかし、老人ホームでは医療行為に適応される医療保険ではなく、介護サービスに適応される介護保険になっています。つまり、医療行為は受けることができなくなっているのです。

このことを理解して、医療行為がないところで働きたいという看護師が勤務していることが多いですね。

例えば、10年くらいブランクがあって、お年寄りのお世話をしたいという看護師です。看護師としてというよりは、施設のスタッフとして勤務したいと考えている方ですね。

病院などでの仕事が合わないと感じている看護師も、老人ホームの仕事を希望しがちです。

病院ではどうしても緊急性が高い処置などが多く、気分的にも余裕がない状態が続き、もっと気分的にも余裕を持って仕事ができる環境に身を置きたいと考えている看護師もいます。

病院を希望するか、それとも老人ホームを希望するかというのは、仕事内容によってどちらが自分に合っているかという点が大きいですね。

今後は老人ホームの需要は更に高まっていきますので、自分自身に合った仕事はどちらなのか、ということに焦点を当てて選択することができるようになると思います。

老人ホームの看護師 医療行為は外部の医師と看護師が・・・

老人ホームの看護師は医療行為に携わることはないと書きました。しかし、老人ホームに入居している方の中に、医療行為を必要とする方が全くいないわけではありません。

そういった入居者に対してはどうしているのでしょうか。

医療行為が必要な入居者は、往診が対応しています。また、定期的に医療機関を受診している方もいます。

老人ホームの看護師の役目の1つに、こういった医療機関との連携もあります。つまり、入居者の状態を伝えるということです。

入居者の健康管理の一環ですね。医療行為に直接携わることがなくても、医師とのやりとりなどは存在しますし、老人ホームの中では、何かあった時に頼りにされているのはやはり看護師です。

医療行為がないからといって、介護サービスのサポートだけをしているだけではないのです。

また、健康管理の一環として、入居者の方の観察もしていかなくてはいけません。そして、何か注意することがある時は、申し送りなどで介護スタッフに伝えておくことも必要です。

そうしておかないと、夜間に電話がかかってくる頻度も多くなる可能性が高くなります。自分の仕事を楽にするためにも、観察は重要な行為と言えるでしょう。

老人ホームの看護師 医療行為はしないといっても

老人ホームの看護師は医療行為をしないわけですが、できなくても良いというわけではありません。

正確に言うと、医療行為を行うスキルは必要ということです。スキルがないと、健康管理も適切な判断ができないためです。

老人ホームは経験がなくても大丈夫、といった考えの看護師もいますが、経験がないと老人ホームの仕事が結構大変になることがあります。

というのも、看護師としての経験がないと体調を崩す予兆を見逃すことも多く、全てが後手後手になってしまうためです。

そして、体調が悪くなっての対応となるため、仕事が多くなって大変になります。

老人ホームで働きたいと考える時には、こういったことをしっかりと把握した上で希望することが大切ですね。

医療行為をしなくて良いから希望した、では思った以上に大変だったとなる可能性が高くなってしまいます。

そして、看護師転職支援サイトを活用して、老人ホームの考え方や求めている看護師像なども聞いておきましょう。

看護師にどういったことを求めるかは、施設の考え方によって異なってきます。

もちろん、医療行為がないことには違いありませんが、例えば介護職と違いなく仕事をするのか、それとも看護師は特別な存在としてのポジションになるのか、という点などがあります。

詳しく情報を収集して転職するようにしましょう。